Tuesday, December 12, 2023

「中間貯蔵」巡り山口県岩国市長「十分な説明ない」…関電の使用済み核燃料持ち込み念頭に - 読売新聞オンライン

 山口県上関町で建設が計画されている使用済み核燃料の「中間貯蔵施設」を巡り、同県岩国市の福田良彦市長は12日の市議会一般質問で、「中国電力と関西電力が一緒になって、主に関電の原子力発電所から発生する使用済み核燃料の中間貯蔵施設を上関に造ることについて、十分な説明がないと思っている」と述べた。

 答弁で福田市長は、施設が建設された場合、主に関電の使用済み核燃料が持ち込まれるとの認識を示した。市産業振興部によると、この点について議会終了後に取材に応じた福田市長は、中電からの説明ではなく、関電と中電の原発の稼働数や使用済み核燃料のプールでの保管状況などから一般論として推察される、と説明した。

 中電以外の電力会社の使用済み核燃料が運び込まれることには、上関町の近隣自治体に根強い不信の声がある。中電の大瀬戸聡・常務執行役員は11月、関電との関係について「施設の具体的な内容が定まった時点で、改めて追加で説明させてもらわざるを得ないと思っている」と述べた。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 「中間貯蔵」巡り山口県岩国市長「十分な説明ない」…関電の使用済み核燃料持ち込み念頭に - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/9Gt2yJS
Share:

0 Comments:

Post a Comment