本デビュー3戦目。初戦の函館で落車したが、前走・いわき平では見事、初優勝を地元で飾った。
「番手の阿部(利光)さんと同着優勝。でも、てっきり自分は交わされているかと。初優勝を地元で飾ることができて嬉しい、地元パワーですね!」と笑顔を見せた。
優勝の背景には師匠の助言があったそうで「函館では後ろを見過ぎて落車してしまった。その後の練習で、師匠からは“あんなレースは絶対にするな”と。“とりあえず突っ張って、2センターから4コーナーくらいから駆けたほうがいい”と言われていたので、アドバイス通りの走りをしたら、優勝することができました」と明かす。
朝は得意? 苦手? との記者の問いには「師匠との練習は朝練がメイン。早朝5時からやっているので、余裕ですよ!」とのこと。
西武園競輪場で開催中のオールスター(GI)では、北日本から4名の選手が決勝へ進出。
「将来は北日本を引っ張って行ける選手になりたい」。続けて、今開催の意気込みを伺うと「同期が3人いるし、みんな強いけれど、優勝を狙って頑張りたいです。気持ちで負けないように」と締め括った。
本デビュー3戦目。富山、川崎と連続優勝を飾っており、その力は本物だ。
脚質タイプを尋ねると「ダッシュに自信がないので、いつも聞かれると“地脚タイプ”と答えています」と話す。しかし、この2場所で披露しているトップスピードは抜群だ。
「ホームバンクの富山は33バンク。確かに33のほうが得意だけど、前走の川崎で400バンクを走って優勝できているし、そこまで嫌なイメージありませんね。調子自体はいつも通りです」。
「6連勝できたことは自分でも驚いています。確かに特昇を狙える位置にはいるけれど、意識し過ぎず、あまり気負わずに一戦一戦、頑張りたいと思います」と自然体で臨む。
※写真はいずれも、撮影時のみマスクを外して撮影を実施しています。(6月ルーキーシリーズ・大宮にて)
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