Friday, August 19, 2022

エアコン未設置の県立高校、九州残り3県 公費負担進むが…遅れ際立つ県「十分な国の交付金ない」 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

 九州7県のうち鹿児島と熊本、長崎を除く4県で、2021年度までに県立高校の普通教室のエアコン設置率が100%になったことが19日、南日本新聞の調べで分かった。鹿児島県教育委員会によると、22年6月現在で県内は61校中6校が未設置。長崎は22年度、熊本も23年度中に設置完了の見込みで、鹿児島の遅れが際立っている。

 鹿児島で設置が遅れている理由について、県教委施設課は「義務教育と違って十分に活用できる国の交付金がなく、施設の老朽化対応などを優先せざるを得ない」と説明。未設置校は扇風機やサーキュレーターで代用しているという。今後の対応については「学校と協議して検討する」と話す。

 熊本、長崎両県教委によると、22年6月現在の未設置校は、長崎が56校中8校、熊本は50校中3校。

 九州の各県教委によると、県立高校のエアコンは設置費用をPTAや同窓会の寄付に頼るのが主流。ただ近年は、猛暑や熱中症への懸念から公費による設置が進んでいる。

 宮崎は17年度から、大分は19年度からそれぞれ設置費を県が負担し未設置校を解消した。佐賀は、20年度から新型コロナウイルスに伴う地方創生臨時交付金を活用し設置を終えた。長崎は21年度から、熊本は22年度からそれぞれ県が設置費を予算化し整備を進めている。

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