Sunday, August 28, 2022

ミーム株熱狂は今後も存続へ、激しい値動きでも-MLIV調査 - ブルームバーグ

新型コロナウイルス禍の行動制限に伴う退屈さや手数料無料のブローカー、ソーシャルメディアのチャットルームをきっかけに生まれたミーム株は、当面なくならないとの市場の見方が、「マーケッツ・ライブ(MLIV)パルス」の最新週間調査結果で示された。ミーム株投資家は、ウォール街が空売りする銘柄の株価を団結して押し上げることで、大幅な上昇を実現させた。

  過剰な投機が弱気相場での痛手につながるなど、ミーム株は一時的なトレンドにとどまる要素があらゆる面で見られるが、市場の恒久的な一部になるとプロや個人の投資家は見ている。調査回答者522人の3分の2近くは、ミーム株熱狂が何らかの形で存続すると予想する。

Staying Power

Will the meme mania fizzle out?

Source: MLIV Pulse survey running Aug. 22-26.

  イートロの米投資アナリスト、キャリー・コックス氏は「ミーム株にはコミュニティーの面があるため、投資家がコミュニティーを形成してつながる限り、ミーム株にたどり着くだろう」とした上で、「ミーム株は個人投資家が市場と関わるようになる1つの手段に過ぎない」と語った。

  一方、ミーム株投資は今年に入って不調だ。こうした投資家が協調して取り組んでも、個人がそれぞれ投資している高成長のハイテク株や暗号資産(仮想通貨)などの大幅下落には太刀打ちできていない。ブルームバーグが追跡する小口トレーダーに人気の37銘柄全体は、この1年間に40%近く値下がりした。

  MLIVパルス調査では、今後半年間にミーム株の取引高と株価上昇が2021年1月の高水準に達する可能性は低いとの見方が69%を占めた。

  一方、向こう半年間に最高の価値を実現する投資先は仮想通貨、ミーム株、ブランクチェック(白紙小切手)企業と呼ばれる特別買収目的会社(SPAC)のいずれかとの質問には、回答者の51%が仮想通貨を選択。SPACは32%で、ミーム株は17%にとどまった。

Better Bet

Which asset class will provide the most value over the next six months?

Source: MLIV Pulse survey running Aug. 22-26.

原題:

Meme Stock Mania Will Live On Despite Wild Swings: MLIV Pulse(抜粋)

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