「保険料の負担をできるだけ軽くしたいからわが家は共済のみ」 「死亡保障も医療保障もついている共済だけで十分」 元記事で画像を全てみる 「保険は何だか損している気分だし共済のみで良いんじゃないかな」 これまでこんな話を数えきれないほど耳にしてきました。 ですが共済のみで十分なのか不安を抱えている人が多いのも事実です。 今回は共済メインで保障を備える場合の注意点について解説したいと思います。 どの程度の保障が必要なのかは各家庭によって変わります。 ですので「これが正解」というものはありませんが、少なくとも拡充を検討しておくべき保障は死亡保障です。 共済の死亡保障は少なすぎます。 各共済によって若干の違いはありますが、死亡保障約1000万円が限界です。 都道府県民共済だと病気死亡の場合は400万円しか受け取れない。 小さい子どものいる家庭ではとても足りません。 共済を否定するつもりはありませんが、掛け金の安さのみを求めるといざという時に大切なご家族を守ることができません。 共済だけで十分な保障と、そうでない保障をしっかりと確認しておきましょう。
子どものいる家庭では死亡保障の拡充は必須
繰り返しますが共済で1番足りない保障、それは「死亡保障」です。 ・ 都道府県民共済 → 病気死亡400万円・交通事故1000万円(総合保障2型) ・ JA共済 → 1000万円(定期生命共済) ・ 全労済 → 病気死亡400万円・交通事故1200万円(総合保障タイプ2口) と、どの共済も決して十分とは言えない保障しか確保できません。 子ども1人分の教育資金にもならない金額ですので、配偶者に十分な収入がないと困ることになるのは目に見えています。 医療保障などはまだしも、死亡保障だけはしっかりと保険会社で上乗せしておくべきだと言えます。 そんな中、コープ共済の「あいぷらす」という商品だと最高3000万円まで死亡保障を確保することが可能です。 この金額だと少しは安心できそうですが、難点があります。 月の掛け金が高いです。 コープ共済HPのシミュレーションだと 35歳男性・死亡保障3000万円 → 4800円/月 となり、結構な金額になります。 この掛け金だと保険会社の収入保障保険ならさらに大きな金額の死亡保障を確保できます。 しかもあいぷらすは10年更新型なので更新ごとに掛け金が高くなってしまいます。 十分な死亡保障を確保するなら保険会社の方がダントツに割りが良いと言えるでしょう。 医療保障などは緊急予備資金(半年分の生活費)さえあれば加入必須ではありません。 医療費3割負担と高額療養費制度を使えば入院即生活に困るなんてことは少ないでしょう。 医療保障を共済でまかなうことはアリだとしても、死亡保障は共済だけでは足りません。 掛け金を抑えるために共済をメインで考えたとしても、死亡保障については上乗せで加入しておくことを強くおすすめします。
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