Adobeは、Apple M1にネイティブ対応した「Premiere Pro」、「Premiere Rush」、「Audition」のパブリックベータ版を公開した(すべて英語版)。それぞれアプリケーションの性能向上と省電力化が実現されているという。
Premiere Proについては、段階的にM1のネイティブ対応を進めていくとしており、検証が完了次第、順次新しいコンポーネントとして正式に追加していくという。
Adobeはその性能を公開しており、以下のH.264のエンコード時間の比較で、ハイエンドモデルでIntel版の16インチMacBook Proには若干負けているものの、同じ13インチのIntel版MacBook Proの2倍以上の速度を見せている。
一方で、以下のAdobe Senseiによるシーン検出では、M1のマシンラーニング機能が使えることから、Rosetta 2エミュレーションモードで動作するM1版のMacBook Proでも、Intel版の16インチMacBook Proよりも高速に処理を終えている。
なお、M1対応のPremiere Proベータ版では、新しいキャプションワークフローが組み込まれたことから、プロジェクトファイルのアップグレードが必要としており、ベータ版のテスト用に現在のプロジェクトをコピーしておくことを推奨している。
また、Transmitリファレンスモニタリングハードウェア、プラグイン、拡張パネル、コントロールサーフェスなどのサードパーティの連携機能が制限されている。
このほか、Premiere Rush、Auditionも一部機能がM1にネイティブ対応し、使い勝手や性能が向上している。これら3つのアプリケーションは2021年中に正式版が提供される予定だ。
からの記事と詳細 ( Adobe Premiere ProのM1 Mac向けベータ版が登場。エンコード速度がIntel Macの2倍以上 - PC Watch )
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科学＆テクノロジー
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