Wednesday, May 20, 2020

コロナ禍影響で十分な「お別れ」できず 祖母亡くした記者、割り切れなさ残る - 毎日新聞 - 毎日新聞

間隔を空けて椅子が並べられた葬儀会場=金沢市で2020年4月16日午後6時43分、近藤幸子撮影

 4月中旬、93歳の祖母が脳梗塞(こうそく)で他界した。1年あまり入院生活をしていたが、新型コロナウイルス感染防止のため面会が制限されて、2カ月前からは顔を見ることもできなかった。遺族の一人として、大事な家族を失った悲しみとともに、十分なお別れができなかったことに割り切れなさが残る。

 「すぐに来てください」。金沢市内の病院から電話を受けたのは午後9時。すぐに駆けつけたが、臨終に立ち会うことはできなかった。初めにしたのは、母とともに葬儀会社に相談することだった。「コロナの影響で簡素化する方が増えています。家族葬が多いですね」。担当者にそう言われた。

 祖母は優しく働き者だった。料理上手で、祭りの時にはいつも押し寿司を作ってくれた。旧郵政省金沢地方貯金局で定年間際まで働き、明るく社交的で友人も多かった。「本当は多くの人に会いたかったかもしれない。でも参列者のことを考えると今は家族だけの方がいいね」。母は迷いながらも、親族10人ほどで家族葬を営むことを決めた。

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