政府は、新型コロナウイルスを想定した感染拡大防止と経済活動を両立する「新たな日常」の構築に向けた、社会資本整備に関する検討を開始した。5月29日の経済財政諮問会議で赤羽一嘉国土交通相は、景気の下支えや経済の早期回復、その後の持続可能な経済成長のためにも、中長期的な見通しをもった公共投資の必要性を強調。防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策後も「防災・減災が主流となる社会」の構築へ必要かつ十分な公共投資を安定的に確保すべきだと主張した。
赤羽国交相は現下の社会資本整備に関連する状況として、気候変動による自然災害リスクの増大とそれに伴って毎年発生している自然災害が国民生活を脅かしていることを説明。その上で、気候変動に対応した新たな防災・減災対策や災害リスクを踏まえた安全なまちづくりに取り組んでいく必要があるとした。
加えて、高度経済成長期以降に整備された社会資本の老朽化が急速に進行していることも指摘。必要な個所に対する早急な修繕を進めながら、全体として「予防保全」への転換を早期に実現することが必要であることも主張した。
新型コロナウイルスの経験を踏まえたサプライチェーンの国内回帰を促進する観点からは、高速道路網の整備や港湾機能の強化など、生産性向上に直結する社会資本の重点的な整備が不可欠であることも挙げた。
執行状況は例年並み
施工余力に問題なし
赤羽国交相は、公共投資を進める上で指摘されることが多い事業の執行状況も諮問会議の中で明らかにしている。19年度の同省関係の公共事業の契約率は89%で、直近5年間と比較して同水準で推移しており、全国的に人手は確保できていることを示した。
新型コロナウイルスによる公共事業での一時中止の割合も22日時点で全工事件数の1%と影響が限定的であることも明示。感染症の収束後の経済回復に向けては、公共投資による景気の下支えが可能であることを裏付けた。
"十分な" - Google ニュース
June 01, 2020 at 04:00AM
https://ift.tt/2zLQE6Q
赤羽国交相/「新たな日常」の構築へ必要・十分な公共投資を - 日刊建設通信新聞
"十分な" - Google ニュース
https://ift.tt/37ptJZX
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
0 Comments:
Post a Comment