ソフトバンクは７日、新型コロナウイルス感染拡大により福岡県にも緊急事態宣言が出たことを受け、今後の方針を固めた。選手会からの要望もあり、９日から自主練習を開始。３月３１日以降、使用禁止していた球団施設の使用を許可する。三笠ＧＭがオンライン取材に応じて明らかにした。
「選手の仕事である野球のトレーニング、コンディションを整える環境を（非常事態宣言中の）１か月間、全く提供しないというのもどうか。今後に向けて環境を考えないといけない。十分な対策を取りながらになる」と同ＧＭ。感染防止へ考え得る対策を講じる。
福岡市内の選手はペイペイＤ、筑後市の選手寮に住む若手らはファーム施設と、自宅から近い施設を利用。さらに投手、野手を午前組と午後組に分けるなど、選手グループを細分化する。万が一、感染者が出た場合にも被害を最小限に抑え、ルートを特定しやすいよう工夫。首脳陣やスタッフも原則は自宅待機で、最小限の人数しか参加しない。ロッカーも一塁側、三塁側を併用し、消毒なども入念に実施。現場での食事提供も行わない。
一方で、ペイペイＤ、筑後・ファーム施設内への報道陣の立ち入りを禁止し、オンラインによる取材対応を検討。ペイペイＤ内で働く球団職員もリモートワークとする。また１８日以降については、１７日の１２球団代表者会議を受け、再度検討する。
報知新聞社
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