健康的な食事にこだわりすぎることで、食行動が強迫観念となり、オルトレキシアという障害を抱えてしまうことがある。そのサインを見分けるには? フランス「マダム・フィガロ」に医療関係者が説明してくれた。
健康的な食事をしたいという気持ちと強迫観念をどうやって区別している? photography : Getty Images
こうやって食べないと、ああやって食べないと……。1997年、アメリカのスティーブン・ブラットマン医師は、不健康と思われる食品に対して、一部の患者に過度な意識が見られることを発見し、ギリシャ語で「正しい食べ方」を意味するオルトレキシアという脅迫概念を定義した。
ブラットマンテスト
以下の項目でイエスが4つ以上になると、行き過ぎた食生活に翻弄されていると言える。
⚫︎ 1日に3時間以上、食事について考えている。
⚫︎ 数日前から食事の計画を立てている。
⚫︎ 食べる喜びよりも、栄養価を重視している。
⚫︎ 食の質が向上しているのに、生活の質が低下している。
⚫︎ 最近、自分に厳しくなった。
⚫︎ 健康的な食事は自尊心を高める。
⚫︎ 以前好きだった食べ物をやめて、健康的な食べ物を選んだことがある。
⚫︎ ダイエットのために、外出や家族・友人との時間が妨げられることがある。
⚫︎ ダイエットを中断すると、罪悪感を感じる。
⚫︎ 健康的な食事をするとき、自分で食事をうまくコントロールできていると思う。
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コントロールが必要。
イギリス人の栄養士でベストセラー『Quand manger sain devient obsessionnel(健康的な食事をすることに執着してしまうとき)』(Dunod社)の著者ルネ・マクレガーは、この行き過ぎたこだわりに対して、コントロールが必要だと考える。
「特に自分が満たされていない時にこそ、思いっきりスポーツをし、体調管理を行い、強い意志を持った健康的な女性でありたいと思うもの。ただし、食べ物自体に道徳的な価値はありません」と、自然療法士のソフィア・デスブレッズは指摘する。
また、栄養療法士のマクレガーは、科学的に検証されていない食品理論の流行を嘆く。特に「デトックス」の概念は、宗教特有の純潔の概念と結びついているという。「身体は知的であり、自分で自分をデトックスする方法を知っています」
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