Wednesday, November 16, 2022

感染予防に重要な「換気」 冬場の換気のポイントは?|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

新型コロナウイルスの感染が再び広がるなか、感染予防に欠かせないとして改めて重視されているのが「換気」です。飲食店など不特定多数の人が集まる場所だけでなく、家庭でも、一緒に生活をしていない人が訪れた際などに意識的に換気を行うことが重要になると指摘されています。冬場の換気のポイントについて専門家に聞きました。

新型コロナの集団感染のケースなどに詳しい北海道大学大学院工学研究院の林基哉教授は、「換気が悪い場所で大規模なクラスターが発生していることからも、寒い中でも工夫しながら換気の回数を増やすことが感染防止につながる」と換気の重要性を指摘しています。
そのうえで林教授は、「換気が少ない状態を少しでも避けるため、住宅では風呂やトイレの換気扇を常にまわすことや、一定方向に空気が流れるのを防ぐために扇風機やエアコンを活用することも効果的だ」としています。
さらに、帰省などで家庭内でも人の出入りが増える年末年始については、「遠くから家族が集まると感染リスクが高まっていると思っていただく必要がある。そうしたなかで、リビングに人が集まって食事するときなどは、厨房やキッチンの換気扇を運転し、その換気扇からなるべく遠いところの窓を開けることで、空間全体の空気を入れ換えてほしい。特に人が集まった時には換気の回数をより増やすことが感染予防につながる」と話していて、こまめな換気が必要だと改めて呼びかけています。

【厚生労働省のホームページでも】
換気の具体的な方法は、厚生労働省もホームページなどで公開しています。
一般的な換気では離れた2方向の窓を30分に1回以上、数分間開けて、空気の流れを作ることが1つの目安とされています。
一方で寒くなってきたこの時期に、窓を開けると室内の温度が下がるため、冬場の換気についてもポイントがあげられています。
それによりますと、短時間、窓を全開にするよりも、一方向の窓を少しだけ開けて換気を行うだけでも、室内と外の温度差によって空気が入れ替わるということです。
この方法でも十分な換気になり、室温の急な低下を抑えられるということです。
また、人がいない部屋の窓を開けて廊下などを経由させ、空気を取り入れることでも効果があり、人がいる部屋の室温低下を抑えられます。

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