Tuesday, October 19, 2021

岸田首相、北朝鮮ミサイル危機管理「十分な態勢とっていた」不備なし強調 - ニッカンスポーツ

岸田文雄首相は19日の北朝鮮による弾道ミサイル発射後、福島市から仙台市に移動し、衆院選の街頭演説を続けた。

その後、秋田県入りを取りやめて帰京した。遊説先でも報告を受けて適宜指示を出していたとして、対応に不備はなかったと記者団に強調した。ミサイル発射時、松野博一官房長官も衆院選の活動で東京を離れていた。立憲民主党の枝野幸男代表は「危機管理に対する意識が足りないことを露呈した」と批判した。

首相はミサイル発射時、衆院選第一声の街頭演説で福島市を訪れていた。関係者によると、午前10時23分に演説を始めた直後、秘書官に一報が伝わり、同24分に官邸が情報収集や安全確認に関する「首相指示」を発出。首相は演説後に報告を受けた。

その後、首相は予定通りJR福島駅から新幹線でJR仙台駅へ移動。正午すぎに駅付近で演説をこなした。次に計画されていた秋田県入りは中止して東京に戻り、午後3時3分に官邸へ入った。

地元の千葉県にいた松野氏も日程を切り上げ、午後1時10分に官邸入りした。

首相は記者団の取材に対し、磯崎仁彦官房副長官が東京に残り、必要であれば自衛隊機で戻れる態勢を整えていたと説明。「連絡態勢も万全で、直ちに首相指示を出した。結果として、危機管理で十分な態勢をとっていた」と述べた。

枝野氏は、首相がミサイル発射を把握した後も遊説を続けたことを街頭演説で取り上げ「この危機意識の欠如が新型コロナウイルス対策でも皆さんの命を脅かしてきた」と批判。自身が官房長官を務めた当時は、首相と官房長官が同時に東京を不在にしなかったとして「長年積み重ねられた慣習をいつ壊したのか」と非難した。(共同)

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