米Microsoftは10月29日(現地時間)、XboxやMinecraft(マイクラ)のコンテンツモデレーションでそのソリューションを採用してきたカナダのTwo Hatを買収したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
Two Hatは2012年創業のブリティッシュコロンビア州ケロウナに拠点を置く非上場企業。AIを使ってメッセージや画像、ユーザー名、動画など、コミュニティ上のデータを分析し、嫌がらせなどの有害なコンテンツをフィルタリングするモデレーション機能を提供している。
Microsoftは「過去数年間、MicrosoftとTwo Hatは協力してゲームおよびゲーム以外のコミュニティにモデレーション技術を実装し、コミュニティのメンバーに表示される前に有害コンテンツを検出、削除してきた」と公式ブログで語った。同社は2019年、Xbox Liveのメッセージ機能にメッセージフィルターを追加している。
Two HatはMicrosoft傘下でMicrosoft以外の企業へのサービス提供も続ける。Microsoftはこの買収を「Two Hatの顧客およびMicrosoftの複数の製品とサービスを強化するための投資」としている。
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