
「おじいちゃんと釣りしたい」
学童の部屋を訪ねると、学校を終えて集まった子どもたちは、放課後特有のリラックスしたムードで、思い思いに過ごしていた。ただし、その顔には当たり前のように「マスク」がある。この“新しい日常”を子どもたちも受け入れているように見える。 取材チームの自己紹介を簡単に済ませ、「今日はみんなのお話を聞かせてほしいと思って、ここに来ました!」と言うと、何人かの顔がパッと上がった。ソワソワと落ち着かない様子の子もちらほらと。 最初に聞いたのは、「コロナが消えてなくなったら、やりたいこと」。弾けるように手を挙げた小学3年生男子の「野球やりたい!」という一声を皮切りに、続々、声が上がった。 「中止になった遠足に行きたい」 「よみうりランドのプールに行きたい」 「沖縄に旅行に行きたい」 「ずっと会えていない友達とお泊まり会したい」 「外食したい」「家族と一緒にお買い物したい」「ゲームのカードをたくさん買って、お店の会場でトーナメント戦をやりたい」「パーティーでコスプレしたい」「学校の校庭でみんなで鬼ごっこがしたい!」……。 これらはすべて、子どもたちにとって1年半前まで当たり前だった“かつての日常”だ。 「遠足に行きたい。中止になっちゃったから」(3年生女子)など学校行事の復活や、「おじいちゃんと釣りしたい」(3年生女子)と遠方に暮らす祖父母との対面を望む声も目立った。
からの記事と詳細 ( 「子どもたちは過剰なほど適応」。4度目の緊急事態宣言の夏、子どもたちが思うこと(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース )
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