道内は広く高気圧に覆われ南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、旭川市郊外の江丹別で全国で最も暑い37.6度を観測するなど、各地で猛暑日となりました。29日も気温が高い見通しで、引き続き熱中症に十分な注意が必要です。
札幌管区気象台によりますと、28日の道内は広く高気圧に覆われ、南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、気温が上がりました。
日中の最高気温は、▼旭川市郊外の江丹別で全国でも最も暑い37.6度となったほか、▼下川町では43年ぶりに記録を更新し、37.3度を観測するなど猛烈な暑さとなりました。
また28日は、網走・北見・紋別地方に対し、道内で初めてとなる熱中症警戒アラートが発表され、▼34地点で観測を始めてから最も暑くなり▼37地点で35度以上の猛暑日となりました。
29日の道内は曇るところが多いものの、気温は高い見通しで、予想される最高気温は▼旭川市で35度、▼北見市で34度、▼留萌市と網走市で33度などとなってます。
この暑さは道内の広い範囲で29日以降も続くため、▼水分や塩分をこまめに補給し、▼外出をなるべく避け、▼室内では扇風機やエアコンを使い、涼しくして過ごすなど引き続き熱中症に十分な注意が必要です。
【オホーツクは猛烈な暑さに】
道内ではじめての熱中症警戒アラートが出た網走・北見・紋別地方では午前中から気温が上がっています。
午前11時の各地の気温は、▼斜里町で35.1度、▼滝上町で34.7度、▼北見市が31.3度などとなっています。
北見市では強い日ざしを避けようと日傘をさして歩く人が見られたほか、公園では認定こども園の園児が噴水の水を浴びたり、水辺に寝そべったりして水遊びを楽しんでいました。
このこども園では暑さをできる限り避けようと予定を20分ほど早めて水遊びに来たということです。
娘と公園に来ていた30代の女性は「暑い中家で遊んでいると大変なので水遊びに来ました。暑いですがいい夏休みになると思います」と話していました。
北見市では熱中症警戒アラートの発表を受けて、児童館などの公共施設で利用者に対してこまめな水分補給などを呼びかけているということです。
【熱中症の疑いで6人搬送】
道内で初めて熱中症警戒アラートが発令された網走・北見・紋別地方では、これまでに6人が熱中症の疑いで病院に搬送されています。
いずれも意識はあるということです。
各地域の消防によりますと、28日午後5時までに熱中症の疑いで病院に搬送されたのは、湧別町の80代と50代の女性、30代の男性、遠軽町の80代の女性、それに滝上町と斜里町の50代の男性のあわせて6人です。
このうち斜里町の男性は吐き気などがあり中等症でしたが、いずれも意識はあり、それぞれ病院に搬送されたということです。
【JR列車5本運休】
JR北海道によりますと、暑さの影響で、富良野線と石北線はレールが変形するおそれがあるとして、旭川−美瑛間などの普通列車あわせて5本が運休しました。
からの記事と詳細 ( 暖気で猛烈な暑さ オホーツクに道内初の熱中症警戒アラート|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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