けっして叱りつけるのではなく、気を使いながら優しく注意しているのに、過剰な反応をするので困っているという管理職は、「いくら言っても仕事のやり方が全然改善されないし、そうかといって泣かれてもまずいから強く注意はできないし……。こっちが泣きたいですよ。それに、向こうがひどく落ち込んだり泣いたりすると、何だかこっちが悪いことをしたような気になっちゃうじゃないですか。もうやりにくくて仕方がないですよ」と嘆き、ため息をつく。 ● 周囲は気を使うばかりで振り回される 落ち込んでいる人物がいれば、何とかして励まそうと思うものである。そこで周囲の人たちは、あれこれ励ましの声をかけるのだが、なかなかうまくいかない。 取引先からひどく怒られてショックを受けているときなどに、励まそうと思って声をかけても、 「どうせ私、仕事できないから……」 「想像力が乏しくて、何も気づかないし、全然期待に添えないし……」 などといじけたことを口にするばかり。慰めつつ、こうしたらどうかといろいろアドバイスをしても、 「私、ダメなんです、この仕事、向いてないみたい」 などと言いだすため、それ以上かける言葉が見つからず、周囲も困ってしまう。 落ち込むだけでなく、他罰的な態度に出るタイプもいる。 仕事上のミスを指摘されることなど、誰にでもあることだ。何がまずいのかを理解し、そこを改善すればよいのであって、いちいち落ち込んでいたら仕事にならないし、反発していたら改善されない。 だが、このタイプの人にミスを指摘すると、 「だから自分には無理なんです。ちゃんと適性を踏まえて仕事を割り振ってください」 「ほんとうはこの仕事は引き受けたくなかったんです。それなのにやれって言うから」 などと言い、自分にやらせたのが悪いとでもいうような態度を取る。
からの記事と詳細 ( 「ささいなことで傷つく」イマドキ部下への注意の仕方(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3wjGUIm
0 Comments:
Post a Comment