対照的。
ローマ神話のゼウスにちなんで名付けられた木星ですが、マウナケア山頂にあるジェミニ天文台のジェミニ・ノース望遠鏡が撮影した赤外線画像では、奈落のようにも見えます。一方、ハッブル宇宙望遠鏡は木星を美しい紫外線画像で撮影しています。このような対照的な画像は、宇宙空間にある天体は可視光線では一部しか伝わらないことを思い出させてくれます。
2017年1月に撮影されたこの3枚の画像は、木星を赤外線、可視光線、紫外線の3つの異なる光で捉えています。これらの画像は、太陽系最大の惑星である木星の大気の詳細を浮き彫りにしており、木星での稲妻の嵐の形成についての洞察や、惑星のガスの奥深くを覗き込むことができる隙間を示しています。惑星の象徴である大赤斑のなかにはあばたのようなものが見られますが、これはガスの渦ではないかとNOIRLabの最近の投稿が伝えています。
可視光の画像では、白、ピーチオレンジ、マットなレッドの輪が乳白色の渦を巻いているように見えます。木星のスーパーストームやホットスポットなどの特徴が、惑星の外層大気を構成する独特の化学物質のカクテルのおかげで、鮮やかな色で示されているのです。しかし、赤外線画像では大赤斑は黒く潰れ、白い雲は暗くなり、通常は深紅色のガス層は火の帯のようになるのです。最後に紫外線で撮影された画像は、まばゆい綿菓子のような惑星です。
木星のさまざまな雲の層をより高い解像度で見ることができるのは、惑星科学者にとっての貴重なリソースであると同時に、一般人の目も楽しませてくれます。
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