
All Nippon NewsNetwork(ANN)
ワクチン接種が順調に進むイギリスについて、ユニセフ(国連児童基金)は、「ワクチンに十分な余剰がある」として貧困国や途上国に供給するよう呼び掛けました。 ユニセフ・イギリス委員会は12日、イギリスの成人全員がワクチン接種を終え、さらに健康リスクの高い人たちが「ブースター」と呼ばれる追加の接種をしたとしても、少なくとも5000万人分の余剰があるとする分析結果を発表しました。 そのうえで、来月以降、ワクチンを共同購入して発展途上国にも公平に分配する枠組みの「COVAX」にイギリスが確保するワクチンの20%を供給するよう呼び掛けました。 さらに、来月開催されるG7サミットでイギリスが議長国を務めることから、G7各国が余剰分の提供を確約するために議論をリードしていくよう求めました。 ユニセフは「世界中の人々を守るため、ワクチンを早急に共有しない限り、イギリスも安全ではなくなるだろう」とその意義を強調しています。
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