アメリカ南部のテキサス州は、新型コロナウイルスの感染状況が改善したとしてマスク着用の義務を廃止すると発表しました。ただ、アメリカのCDC=疾病対策センターは性急な措置の緩和は望ましくないと懸念を示しています。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカ国内で1日当たりの新型コロナウイルスの新たな感染者は1月上旬にはおよそ30万人に達した日もありましたが、先週からは6万人前後で推移しています。
こうした中、南部テキサス州の共和党のアボット知事は2日、外出時にほかの人と十分な距離がとれない場合に義務づけられていたマスクの着用を今月10日から廃止し、経済活動を100%再開させると発表しました。
アボット知事は「ウイルスはなくなったわけではない」としながらも「ワクチン接種の促進などの結果、テキサス州は人々をウイルスから守る手段を得た」としています。
また南部ミシシッピ州も状況が改善したとして、今月3日から職場や学校などでのマスク着用の義務を廃止すると発表しました。
ただ、CDC=疾病対策センターのワレンスキー所長は「感染防止に必要な措置を緩和する州が出てきていると聞き懸念を抱いている。変異ウイルスが広がる中、持ち直してきた状況をすべて失ってしまうかもしれない」と述べ、性急な措置の緩和は望ましくないと懸念を示しています。
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