
9人組ガールズグループ「NiziU(ニジュー)」を誕生させ、日本中で大きな話題となったオーディション番組「Nizi Project」。この番組は世代を超え、若者だけでなくビジネスパーソンの間でも人気となっている。本連載では、人事領域のプロフェッショナルとして、Nizi Projectのファンでもある著者が、人事・マネジメントの観点からNizi Projectの魅力の一つ「原石を発掘して磨いていく仕組み」について解説する。連載最終回となる今回は、「健全な空気をつくる仕組み・学び合う姿勢づくり」について解説する。(LINE People Partner室 People Experience Designer 青田 努) 【この記事の画像を見る】 ● 「蹴落とす敵」ではなく 「互いに学び合う仲間」へ Nizi Projectを見た多くの人はお気づきかと思うが、Nizi Projectの参加者の間には、いい空気が流れていた。ここ数年のリアリティショー形式の番組は人間のドロドロした部分を見せることで話題を呼んだが、一方でSNS上などでは波紋を呼ぶ過剰な演出が問題視されてもいた。 しかし、Nizi Projectにそのような空気は(少なくとも放映された部分においては)流れておらず、全体的に「努力」「感動の涙」「助け合い」といったシーンが多かったのが印象的だ。 本連載ではこれまで「Nizi Projectにおけるスター人材輩出システム」について解説してきた。最終回となる今回は、以下の図で虹色に囲った「アサインする×競争力学の設計→学び合う姿勢」の部分を中心に、「参加者同士の良好な関係性をつくる仕組み・学び合う姿勢づくり」について解説していきたい。
● サバイバル感や悲壮感が 生まれなかったワケ Nizi Projectにおいて、参加者同士はデビューの座をかけて競うライバルであり、普通ならそこに競争が生まれる。そしてその競争は、時として険悪な雰囲気を生んでしまうこともある。 しかしNizi Projectの参加者たちは、他者との優劣に目を奪われることなく自らに向き合い、互いの成功を喜び、助け合う様子が見られた。途中で参加者が脱落していくが、それでも「サバイバル感」などの印象はほとんどなかった。 何がそうさせていたのか。私はそこに、3つの要素があると考えている。 第1の要素「チームミッション」 第1の要素は「チームミッション」だ。Nizi Projectの審査は、その多くがチームで取り組む課題だ。参加者たちは前半の東京合宿における最後のミッションとして「SHOWCASE」(チームによるステージ課題)に挑み、後半の韓国合宿では大半がチームに分かれて臨んだ。チームごとに披露するパフォーマンスでも個人評価はあるものの、チームとしても評価された。 そのためだろうか、Nizi Projectではメンバー同士の助け合いが生まれ、自分自身の強みを生かしてチームのメンバーをサポートする様子が多く見られた。 例えば東京合宿では、まだステージに慣れていない参加者に向けて、リオがこのように言葉をかけてリードし、チームとしてのレベルアップを促していた。もちろん、ダンスやボーカルのトレーナーがついているものの、やはり身近な存在である参加者同士で学び合う空気があるかどうかで、チームの総合力は大きく変わってくる。 ◇ リオ「とりあえず正直に、分からない振付がある人(手を挙げて)?ここ絶対間違えるとか、そこを言ってみんなで改善しよう」――東京合宿 SHOWCASEの練習時間に また、チーム分けの際には、数人の参加者にリーダーの役割が任された。一般的に、リーダーを経験した人はリーダーの苦労が分かるため、自分がリーダーではないときにもリーダーを助ける良きフォロワーとして動けることが多い。この経験は、デビュー後の「NiziU」というチームが一つにまとまる上でも重要なものであったと思われる。
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November 13, 2020 at 08:58AM
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Nizi Projectが、仲間同士で競い合うのに険悪にならなかった3つの理由(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
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