検索サービスなどを手掛けるヤフーの親会社Zホールディングス(HD)と、無料通信アプリ大手のLINEが週明けにも経営統合に合意することが16日、分かった。2020年中の統合完了を目指す。経営統合により、利用者が1億人規模に上る国内トップのインターネットサービス企業が誕生する。
合意後にZHDの川辺健太郎社長とLINEの出沢剛社長が記者会見する見通し。
ZHDは、ソフトバンクグループの中核企業で通信大手のソフトバンクの子会社。ソフトバンクと、LINEの親会社で韓国IT大手ネイバーが折半出資で新会社を設立し、ZHDを傘下に収めてその下にZHDの100%子会社としてヤフーとLINEをぶら下げる案が有力だ。
新会社では川辺氏が社長兼共同最高経営責任者(CEO)、出沢氏は共同CEOにそれぞれ就く見通し。
ヤフーとLINEには、スマートフォン決済やネット通販など重複するサービスが多い。両社が手掛けるスマホ決済の「ペイペイ」と「LINEペイ」の連携などが焦点となる。関係者は「個々のサービスの扱いは統合合意後に協議していく」と述べた。 【時事通信社】
2019-11-16 07:55:00Z
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