サウジアラビアは、国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)プロセスを開始した。同IPOは世界最大規模となる可能性がある。
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子によるIPO構想発表から3年以上、また突然の計画延期から3週間で、サウジの資本市場庁(CMA)はアラムコ株上場実施を承認した。発表文によれば、取引開始は12月となる公算。今回の承認は6カ月有効で、アラムコのIPO目論見書は募集開始に先立って発表されるという。
世界の石油の約1割を生産するアラムコの昨年の純利益は1110億ドル(約12兆円)と、世界のどの企業をも超え、アップルとグーグル親会社アルファベット、エクソンモービル3社の合計を上回る。アラムコは評価額2兆ドルを目指していたが、一部アナリストらは1兆5000億ドル前後がより現実的だとみている。
アラムコIPOはムハンマド皇太子が掲げるサウジ経済改革計画「ビジョン2030」の目玉。
原題:Saudi Arabia Approves IPO of World’s Most Profitable Company (抜粋)
2019-11-03 05:50:00Z
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-03/Q0DNSYT1UM0W01
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