[ミュンヘン 5日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE)の中国事業トップのラルフ・ブランドシュテッター氏は、激しい価格競争が繰り広げられている中国市場で一時的な値引きを行ったと明らかにした。ミュンヘンで開催されている自動車見本市「IAAモビリティ」での発言。
ブランドシュテッター氏は、昨年、電気自動車(EV)向けアーキテクチャー「MEB」について包括的なコスト削減計画を開始し、この最初の成果が現在、具体的な形として表れて、これらの利益を顧客に直接還元したと説明。またこの取り組みで競争力も大幅に強化されたという。
同氏は具体的な値下げ幅については言及を避けたが、値引きは一時的な措置だと強調した。
VWは一例として、上海汽車集団(SAIC)(600104.SS)との合弁事業で生産しているSUV(スポーツタイプ多目的車)を対象とした特別キャンペーンを挙げ、8月に3万─6万元(4108─8216ドル)の値引きを行ったことを明らかにした。このキャンペーンは終了しているという。
ブランドシュテッター氏は、VWは今年初めに米EV大手テスラ(TSLA.O)が先陣を切った価格競争には加わらないとし、EV以外の事業からなお十分な収益を上げているため、この傾向に耐えられると述べた。
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