Wednesday, October 13, 2021

Xiaomi「Redmi Note 10S」はカメラも十分な性能を持つ低価格スマホ:山根康宏の海外モバイル探訪記 - - ITmedia

 Xiaomiは低価格スマートフォン「Redmi」の2021年モデルとして春先に「Redmi Note 10」シリーズを投入。日本では1億800万画素カメラ搭載の「Redmi Note 10 Pro」と5G対応の「Redmi Note 10 JE」が販売されています。今回紹介する「Redmi Note 10S」はRedmi Note 10 Proの姉妹モデル。本体デザインは似ていますが、性能を落として買いやすい価格にした4Gモデルです。

Redmi Note 10S お手頃価格の4Gスマホ「Redmi Note 10S」

 フロント側のデザインはRedmi Note 10 Proと似ていますが、Redmi Note 10Sはディスプレイサイズが6.43型(Proは6.67型)、パンチホール式のインカメラは1300万画素(同1600万画素)。74.5(幅)×160.5(高さ)×8.3(奥行き)mm、178.8gと若干小ぶりです。

Redmi Note 10S ディスプレイは6.43型、インカメラは1300万画素

 本体カラーはややマットなホワイト、光沢仕上げのグレー、そしてブルーのグラデーションと3色3様とすることでイメージをうまく変えています。なお、プロセッサはMediaTekのHelio G95、価格は6GB+64GB構成で1498香港ドル(約2万1000円)です。

Redmi Note 10S 3色で異なる仕上げの背面

 カメラの配置もRedmi Note 10 Proに似ていますが、フラッシュの形状などが異なります。Redmi Note 10Sのカメラは6400万画素+800万画素超広角+200万画素マクロ+200万画素の深度測定。低価格モデルながらも超広角カメラを搭載しているため撮影の幅が広がります。

Redmi Note 10S カメラは4つを搭載している

 カメラのUI(ユーザーインタフェース)では、夜景モードやパノラマなどを選べる「その他」の画面がタイル状のアイコン表示にもできます。最新のXiaomi端末のOS、MIUIを搭載したモデルからこのような対応になっているようです。

Redmi Note 10S カメラUIも少しずつ使いやすいものになっている

 OSはAndroid 11をベースにしたMIUI 12を搭載しています。日本でもXiaomi製品が増えてきたので、MIUIもだんだんと知られるようになっているでしょう。

Redmi Note 10S MIUI 12を搭載する

 海外ではまだまだ4Gモデルの需要が高く、Redmiシリーズも引き続き4G製品が出てくると思われます。しかし他のメーカーを見ると低価格モデルも5G対応品が増えている傾向です。Redmiシリーズはベーシックモデル「Redmi」と上位モデル「Redmi Note」の2種類が展開されていますが、もしかするとRedmi Noteは今後5G対応へと移行し、Redmi Note 10Sが最後の「4G対応Redmi Note」となるかもしれません。それほどまでに世界各国では5Gへの移行が着々と進んでいるのです。

Redmi Note 10S Redmi Noteの4Gモデルもこれが最後かもしれない

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