
狩猟に使われる鉛の銃弾で鳥類の中毒死が相次いでいるとして、環境省は全国調査に乗り出す方針を固めた。既に鉛弾が規制されている北海道を除いて本州以南で実施し、2025年度から段階的に鉛弾の使用を規制する。
ワシやタカなどの
北海道も98年度に猛禽類の鉛中毒死を26件確認し、2000年度以降、鳥獣保護法や条例で段階的に鉛弾を規制してきた。現在は所持・使用を原則禁止しており、害獣駆除の際には銅などの弾が使われている。
環境省によると、本州以南の鉛中毒死はイヌワシ、オオタカ、クマタカの計4件にとどまるが、「氷山の一角」の可能性がある。獣医師で同研究所の斉藤慶輔代表(56)は「鉛中毒に関する知識が不十分なハンターも多い。全国的な規制が野鳥の鉛中毒の根絶につながる」と話す。銅弾は鉛弾よりも高価なため、道内では今も鉛弾を使用するハンターがいるという。
環境省は本州以南の実態を調査し、規制する地域や弾の種類などを検討する方針。30年度までの鉛中毒ゼロを目指している。
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