Thursday, July 15, 2021

STOP、やりすぎ教育 習い事や過剰な勉強を無理強い - 中日新聞

 わが子の才能を伸ばそうと、小さな頃から塾や習い事に通わせる教育熱心な親は少なくない。ただ、親が気付かないうちに「教育虐待」の状態になり、子どもを追い詰めているかもしれない。教育熱心と教育虐待はどう違うのか。専門家は「親の不安や欲望を押しつけず、子どもの立場で考えて」と訴える。(砂本紅年)

 「やりすぎ教育 商品化する子どもたち」(ポプラ社)の著書がある臨床心理士の武田信子さん(58)によると、教育熱心は、子どもをよりよい状態にしたいと努める親の「姿勢」。一方、教育虐待は、子どもが耐えられないほど過度な教育を強制する親の「行為」のこと。教育熱心なあまり、つい過剰な言動を取ってしまうことは誰にでもありうるという。

 「親が子どもにおいしいものをたくさん食べさせたいと、テーブルいっぱいに料理を並べるのは愛情」と武田さん。同様に進学塾や英語、プログラミングなどの習い事を並べた場合、子どもが苦痛と感じなければ教育熱心な姿勢といえる。

 だが、子どもが「食べられない」と言っているのに、親が「せっかく作ったんだから全部食べなさい」と無理強いすると、子どもは愛情と感じられなくなる。武田さんは「おいしいと思...

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