本格的な夏を前に、専門家は、気温が高い中でのマスクの着用は子どもや高齢者を中心に熱中症の危険が高まるとして、マスクを外す瞬間を作ることや十分な水分補給を行うことなどを呼びかけています。
熱中症に詳しい済生会横浜市東部病院の谷口英喜医師は「気温が高い中でのマスク着用により、体内に熱がこもったり、のどの渇きを感じにくくなったりすることなどから、熱中症のリスクが高まる」と指摘しています。
なかでも、主に呼吸で体温を調節している子どもや、汗腺の機能が低下している高齢者は、よりリスクが高いということです。
さらに、マスクで顔が覆われることで、表情や顔色が見えづらく、周囲が熱中症に気づけないおそれもあると言います。
このため、谷口医師は、熱中症と感染症の両方を予防するための対策として「できるだけ暑い時間帯を避けてマスクを着けて行動し、体温を上げないために、マスクを外す瞬間を作ってほしい。人と十分な距離をとる。距離をとったら、マスクをとり、水分をとるという、3つの『とる』をできるだけ短い間隔で行ってほしい」と呼びかけていました。
さらに、新型コロナウイルスと熱中症は症状が似ていて、どちらの患者か区別することが難しく、医療機関の負担が増すおそれがあることから、「熱中症は予防効果が高いので、夏の間は短期集中で予防を心がけてほしい。水分は食事でも補給できるため、1日3度の食事と最低8回の水分補給が重要だ」と話していました。
からの記事と詳細 ( 熱中症予防 専門家「マスク外す瞬間や十分な水分補給を」|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB )
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