米NVIDIAは6月23日(現地時間)、簡単なベタ塗りを風景写真のようにAIが自動変換するツール「NVIDIA Canvas」の提供を始めた。公式サイトでβ版を無料公開している。
例えば「山」のペンで三角形を描くと、風景写真に写るようなリアルな山に変換。ペンは「雲」や「草」「岩」など15種類を用意し、これらを組み合わせて風景のイラストを作成する。光の当たり具合など、イラストの雰囲気を9種類から選べる機能も搭載。ファイルはPNGかPSD形式で出力できる。PSD形式の場合はレイヤー分けも可能で、「Photoshop」に編集作業を引き継ぐこともできる。
同社が2019年に公開したAI技術「GuGAN」を活用。現実の写真500万枚以上を学習した、ディープラーニングアルゴリズムの一種「Generative Adversive Networks」(GAN、敵対的生成ネットワーク)を使い、画像を生成するAIと画像がAIによるものか評価するAIを戦わせることで精度を向上させている。
対応OSはWindows 10で、NVIDIAのGPU「GeForce RTX」シリーズを搭載したPCでのみ動作する。今後は、ユーザーが自分で撮影した写真などをイラスト作りに活用できる機能などを追加するとしている。
NVIDIA Canvasの解説動画
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