Epic Gamesは「メタバースに対する長期的なビジョンをサポートするため」として,10億ドルの資金調達に成功したことを明らかにした。これにより,Epicの株式評価額は287億ドルとなった。
Epicの株式評価額は,前回の大規模な資金調達ラウンドに比べて大幅に上昇している。昨年8月,同社は17億8000万ドルの投資を受け,評価額は173億ドルだった。
これらの投資を受けたあとも,CEOであるTim Sweeney氏は,支配的な株主であり続けるために十分な株式を保有している。
Sonyは,昨年の2億5000万ドルに続き,本日発表された投資ラウンドでも2億ドルを提供しているが,今回の資金調達にはSonyのほか,Appaloosa,Baillie Gifford,Fidelity Management & Research Company,GIC,そしてT. Rowe Price Associatesがアドバイスを行うファンドやアカウント,Ontario Teachers' Pension Plan Board,BlackRock,Park West,KKR,AllianceBernstein,Altimeter,Franklin Templeton,Luxor Capitalが参加している。
Sweeney氏は,「Epicとメタバースに対する我々のビジョンを支持してくれる,新規および既存の投資家の方々に感謝しています。彼らの投資は,『Fortnite』『Rocket League』『Fall Guys』など,コネクテッド・ソーシャル・エクスペリエンスの構築に向けた我々の取り組みを加速させると同時に,Unreal Engine,Epic Online Services,Epic Games Storeを通じてゲーム開発者やクリエイターに力を与えることになります」と述べている。
Epicは最近,Unreal Engineを強化するために数多くの技術開発企業を買収したほか,Rocket LeagueとFall Guysの開発スタジオであるPsyonixとMediatonicをそれぞれ傘下に収めるなど,数多くの成功を収めた。その一方,Steamの競合となるEpic Games Storeの構築のため,昨年は数億ドルの損失を出している。
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