Sunday, April 18, 2021

マニアも唸るスポーツモデル5選 中古なら150万円前後で狙えるかも? - livedoor

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予算150万円で買えるマニアも唸る魅力的な中古車とは?

 ハイブリッドシステムの進化や、先進安全技術、またぶつかっても被害を軽減させる装備など、クルマに新しい技術が次々と投入されています。

 そのどれもが魅力的なものであるのは誰もが認めるところですが、同時にクルマの価格が高くなっています。

【画像】プレミア価格になる前に手に入れたいツウ好みのスポーツモデル(39枚)

 いまでは軽自動車でも200万円を超えるモデルもあり、一般的なミドルクラスでは350万円前後。以前だったら立派な高級車の予算です。

 また昨今は生活を切り詰めてまでクルマにお金を注ぎ込むご時世でもなく、購入に出せる予算は150万円前後という人も多いでしょう。

 そこで、150万円という限られた予算のなかで、「いいクルマ選びましたね!」とマニアが唸るような魅力的なスポーツモデルの中古車を5台ピックアップして紹介します。

三菱「ランサーエボリューション VII」

●三菱「ランサーエボリューション VII」

 WRCマシンの市販版として人気を集めるのが、三菱「ランサーエボリューション(ランエボ)」シリーズです。

「ギャランVR-4」に搭載されていた2リッターターボエンジン(4G63型)を、ひと回りコンパクトな「ランサー」のボディに押し込み、WRCで活躍するために登場したメーカー純正スペシャルモデルです。

 ランエボシリーズは、ベース車両によって大きく4つの世代に分かれていますが、「ランサーエボリューション VII」は、2000年にフルモデルチェンジした「ランサーセディア」をベースとした第3世代になります。

 3ナンバーボディをベースとし、サイズは全長4455mm×全幅1770mm×全高1450mm。WRCの規定でホモロゲーションを取得できなかったこともあり、よりオンロード性能に磨きをかける方向に舵を切ったモデルでもありました。

 その影響もあってランエボシリーズが軒並みプレミア価格で取引されるなか、まだ手の届く価格帯で購入できるのがお勧めする理由です。

 3ナンバー化によって「走る・曲がる・止まる」の運動性能も向上しており、最高出力は280馬力、最大トルクは39.0kgm(383Nm)にまで増強。

 ヘッドライトはHID化され、「ACD」と呼ばれる前後輪の作動制限を電子制御する機能も搭載して旋回性能もさらに向上しています。

 中古車でも120万円前後から入手可能で、「今ならまだ間に合う」といったところ。

 しかも第2世代モデルより乗り心地も快適になり、ATモデルもラインナップしているのでAT限定免許でも乗れるというのも大きなセールスポイント。敷居の低いランエボとして誰もが楽しめるモンスターマシンはいまが狙い目でしょう。

●スバル「インプレッサ WRX STi ver.4」

 1990年代から2000年代のWRCでの華々しく活躍したスバル「インプレッサ WRX STi」。

 ベースとなる「インプレッサ」自体が、コンパクトな車体に「レガシィ」譲りのエンジンを搭載し、ラリーで活躍するために誕生した経緯を考えれば、やはりマニアが唸るのはスバルのレース部門である「スバルテクニカインターナショナル(STI)」の冠をつけた「WRX STi」シリーズでしょう。

 インプレッサ WRX STiは、全長4340mm×全幅1690mm×全高1405mm(STi ver.4)というコンパクトなボディに、当時の自主規制枠いっぱいの280馬力を発揮する2リッター水平対向ターボエンジン(EJ20型)を搭載。

 4WD機構を採用することで、ランエボシリーズとしのぎを削る、公道を走れるラリーマシンとして大人気になりました。

 インプレッサ WRX STiはほぼイヤーモデルで改良を加え、この「ver.4」は初代ベースの最終型でかなり熟成が進んでいます。

 見た目は「ver.3」とほとんど一緒ながら、リアブレーキが15インチ対向2ポッドに変更され、エンジンは36.0kgm(353Nm)まで増強。加速力に磨きをかけるなど細かい改良を実施しました。

 インプレッサWRX STi ver.4がオススメなのは、初代ベースのSTiとして熟成されており、中古車でもまだプレミア価格が付いていないギリギリの状態だからです。

 おそらく数年後にはプレミアが付いて、程度がいい中古車は数百万円に化ける可能性もあります。

 この時代のEJ20型エンジンはとにかくパワーやトルクに振ったセッティングになっており、エコカーやSUVが全盛のいまでは、その俊足ぶりが魅力のひとつとして輝きを放っています。

●トヨタ「86」(初代)

 スペース効率の問題からFRが徐々に減少していますが、2012年に希少なFRクーペとして誕生したトヨタ「86」。

 その名前も、FRを採用していた4代目「レビン/トレノ」の形式名「AE86」が由来となっており、FRにこだわったスポーツカーです。

 トヨタとスバルで共同開発された86ですが、スバルでは「BRZ」として販売されました。

 スバルの2リッター水平対向自然吸気エンジン(FA20型)をフロントに縦置きで配置。トヨタの直噴・ポート噴射併用技術「D-4S」を組み合わせた合作とも呼べるエンジンを搭載します。

 後期モデルの6速MTでは、最高出力207馬力、最大トルクは21.6kgm(212Nm)のスペックとなっています。

 一世代前のハイパワー競争時代と比較すると速さの面では劣るものの、その反面12.8km/L(WLTCモード)という燃費性能も両立させています。

 また、低重心の水平対向エンジンを搭載することにより、スポーツカーらしい低さを実現していますが、もしターボを装着していたらこの低さは実現しなかったでしょう。

 2ドアのセミファストバックスタイルのクーペボディは、全長4240mm×全幅1775mm×全高1300mm。

 AE86と比べると「ライトウェイトスポーツカー」とは呼べない大きさになってしまった感はあるものの、MTモデルだけでなくATモデルも用意され、誰もが乗れるようにしているのも現代のスポーツカーらしいところです。

 2021年4月5日に2代目となる新型「GR86」が発表されましたが、初代の初期モデルなら100万円前後から狙えるようになりました。

 ただスポーツカーならではともいえる、修復歴ありのクルマや過走行な状態の中古車が多いのも事実。車両の予算を抑えつつ、残った予算でメンテナンスすれは、150万円で新世代スポーツカーのオーナーになるのも夢ではありません。

プレミア価格がつく前に乗りたいモデルたち

●日産「シルビア(S15)」

 マニアが唸るクルマは総じてスポーツモデルに集中しています。そのなかでも貴重なFRクーペとして根強い人気を誇っているのが日産「シルビア」です。

 5代目のS13型はかなりカスタム&チューニングされた中古車が多く、6代目の「S14型」は3ナンバーボディとなった影響でイマイチ人気が盛り上がりませんでした。

 そんな状況で俄然注目を集めはじめているのが現時点でのシルビアの最終型となる、7代目の「S15型」です。

日産7代目「シルビア」(S15型)

 1999年にデビューして2002年に生産終了と、約20年前のクルマとして「ネオクラシックカー(旧車)」扱いで人気が上昇中です。

 7代目のS15型の最大の魅力は、5ナンバーに戻されたコンパクトなボディにハイパワーなターボエンジンを組み合わせたFRであることです(自然吸気もラインナップ)。

 全長4445mm×全幅1695mm×全高1285mmのサイズは、3ナンバー車が増えた現在ではスッキリとコンパクトな印象を受けます。

 パワーユニットは、165馬力の2リッター自然吸気エンジンと250馬力同ターボエンジン(数値はどちらもMT)。

 グレード展開は、自然吸気モデルが「スペックS」、ターボが「スペックR」となっています。

 現在の市場では86/BRZくらいしか2リッター前後のクーペは残っておらず、しかもS15販売当時はスポーツカー&スペシャリティカーブームが終焉を迎えていたこともあり、生産年数も短くタマ数が少なめとあって余計に需要が高まっているようです。

 とくにMTモデルはかなり人気が高く、程度によってはかなり高額な中古車も存在します。

 ただ絶大な人気を誇る5代目の「S13型」(1988年から1993年)は、その年数から状態の良いものが少なく、あったとしてもすでにプレミア価格状態。とても予算には収まりません。

 それより、プレミア的人気が出る直前の7代目S15型なら、年式的にもメンテしやすいですし、時代がひと回りしてスタイリッシュに感じられます。

 国産初の電動メタルトップ採用の「シルビア ヴァリエッタ」といったバリエーションもあり、シルビアはマニアにとっては憧れの存在であり続けています。

●マツダ「ロードスター」(4代目)

 1989年に手頃な価格帯のライトウェイトスポーツとして誕生したマツダ「ロードスター」。

 当時からの基本スタイルである「2シーターFRオープン」の系譜は現在販売されている4代目へと引き継がれ、国産オープンスポーツとして確固たる地位を確立しています。

 ロードスターは型式名で呼ばれることが多く、初代は「NA系」、2代目は「NB系」と2文字の後半部分がアルファベット順になっていくパターン。現行は4代目なので「ND系」と呼ばれています。

 初代ロードスターの登場時は、1950年代から1960年代に流行したライトウェイトスポーツカーを現代の技術で蘇らせたことで、世界中の有力メーカーが類似コンセプトのモデルを次々と登場させるほどの大ブームを引き起こしましたが、現在オープンカーブームは落ち着いています。

 何よりSUV全盛のこの時代に、全長3915mm×全幅1735mm×全高1235mmのコンパクトなオープンボディは希少な存在として輝いて見えます。

 さらに4代目では、現在のマツダ車のデザインである「魂動デザイン」を導入。グラマラスなボディラインとなったことで、ロングノーズ&ショートデッキの美しいスタイルへと大幅に進化しました。

 搭載されるパワーユニットは、131馬力の1.5リッター直噴ガソリンエンジン。これに6速MT/6速ATが組み合わされ、「人馬一体」の軽快感が味わえます。

 現在の中古車市場では、100万円前後の3代目「NC系」が中心となっていますが、現行型の4代目も2015年デビューということで、150万円前後の価格帯の中古車が出回りはじめています。

 何より美しい現行モデルがこの価格で入手できるチャンスは見逃せません。走る喜びを感じられるオープンスポーツを手頃な予算で所有できるのは魅力的です。

※ ※ ※

 今回紹介したマニアも唸るスポーツモデルは、クルマの本質的な「走る(操作する)喜び」をダイレクトに味わうことができます。

 これからクルマに対しての規制がますます厳しくなると予想されているだけに、ハイブリッドなどの電動車では味わえない骨太な楽しさが魅力だといえます。

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