米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は15日、インフレ圧力の高まりは一時的なものにとどまる公算が大きいとして、米連邦準備制度理事会(FRB)が過剰反応すべきではないと指摘した。
同総裁はブルームバーグテレビジョンのキャスリン・ヘイズ氏とのインタビューで、「われわれは一時的要因になる可能性の高いものに過剰反応すべきでない」と発言。「『一時的影響への対処を図り、金融政策の道筋を変えてみようではないか』と言って過剰反応をした場合、米経済にとってさらに悪い結果につながり得る」と述べた。

米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がブルームバーグテレビジョンのインタビューで語る
Daybreak: Australia.”
これに先立ちリッチモンド連銀のバーキン総裁もこの日、債券購入のテーパリング(段階的縮小)のペース加速を検討するのは時期尚早との見解を示していた。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合前に労働省はもう1回、消費者物価指数(CPI)統計を公表する。
米リッチモンド連銀総裁、テーパリングのペースは時間をかけて評価を
カシュカリ総裁は「米国には状況が異なれば働いているはずの400万-500万人がなお存在する」とした上で、「従って、労働市場を無視してインフレを重視する必要があるとだけ言うのは、金融当局の責務の半分にすぎない。われわれはこの両面に注意を払わなければならない」と指摘した。
原題:
Kashkari Says Fed Shouldn’t Overreact to Temporary Inflation(抜粋)
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