Tuesday, November 30, 2021

【独自】仙台消防はしご乗り、2年連続中止 自粛で十分な練習できず - 河北新報オンライン

 仙台市が来年1月6日に予定する新春恒例の市消防出初め式で、消防団員による伝統のはしご乗りの中止を決めたことが30日、分かった。新型コロナウイルス感染防止と、自粛生活が長引いた影響に伴う消防団員の練習不足が主な理由で、中止は2年連続となる。

消防団員がはしご乗りの妙技を披露した新型コロナ前の消防出初め式=2019年1月、仙台市青葉区の勾当台公園市民広場

 来年の出初め式は仙台国際センター(青葉区)を会場に、今年と同じく屋内開催する。式典に続き、消防音楽隊の演奏やカラーガード隊のダンスを披露する。今年は参加者を消防職員ら約200人に限定したが、来年は400人に増やす。

 例年は勾当台公園市民広場(青葉区)を主会場に、消防車による一斉放水や救助訓練のほか、市内7消防団のはしご乗り隊が市指定無形文化財「仙台消防階子乗り」の妙技を見せる。

 今年は感染拡大を防ぐため、悪天候だった2007年以来、14年ぶりにはしご乗りを中止した。市によると、新型コロナの影響で仙台・青葉まつりや各区民まつりの中止が続き、消防団員は昨年1月の出初め式以来、2年近くも技を見せる機会を失っているという。

 市消防局総務課の武藤浩二課長は「今年の出初め式でも市民から『はしご乗りが見たかった』との声が寄せられた。2年連続の中止は本当に心苦しいが、消防団員も十分な練習ができていない。来年の青葉まつりで披露できることを目指したい」と理解を求める。

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