Sunday, November 21, 2021

真っ暗な線路「灘駅まで歩いてもらいます」…JR信号機故障に「十分な説明ない」と不満も - 読売新聞

 神戸市のJR摩耶駅で19日夜、信号トラブルがあり、帰宅時間帯に西明石―京都駅間の上下線で電車の運転を見合わせた。復旧のめどが周知されないまま、車内に3時間とどまった状況を乗客が証言した。(石見江莉加)

 「信号機の故障です」

 兵庫県加古川市の自宅に帰宅するため、大阪駅で新快速に乗車した男性会社員(54)によると、午後8時半過ぎに摩耶駅近くで止まり、こうアナウンスがあった。

 立った乗客もいた車内では、「復旧のめどはたっていません」「座席には交代しながら座ってください」という放送が続いた。

 午後11時過ぎになり、ようやく「降車に向けて検討している」と案内があり、男性は20日午前0時頃、摩耶駅で降り、家族に電話して迎えを頼んだ。

 「いつ、どの駅で止まるかわからず、事前に迎えを頼めなかった」。JRの対応に首をかしげ、「利用者の多い区間。きちんと対応してほしい」と求めた。

 一方、上りの快速列車は三ノ宮駅を出発した後、灘駅手前で停車した。

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