深海に挑むツールとしてのロマンを秘めた時計には、男なら誰もが憧れを抱くだろう。
一方で、大人気ジャンルのダイバーズゆえに知名度の高い名作は数あれど、“自分だけの”1本になかなか巡り会えないという方も多いはずだ。
そんな“大海”に一石を投じるのが名門ウォッチブランド、グラスヒュッテ・オリジナル。知る人ぞ知る老舗の新鋭ダイバーズウォッチ「SeaQ」に今、フォーカスを当てよう。
Point1:
ダイバーズは海以外で使うことが多いから、このデザイン
海の時計としての背景を持つだけに、海の色、つまりはブルーカラーを纏ったモデルがダイバーズ市場の多くを占める。
ただ、SeaQの新作はここで違いを生む。
「SeaQ」SSケース、39.5mm径、自動巻き。115万5000円/グラスヒュッテ・オリジナル(グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 03-6254-7266)
2019年にファーストモデルを発表したSeaQは、確かな伝統技術に支えられながらもモダニティを重視した1本。だからこそ、ダイヤルとベゼルにアイコニックなグリーンを採用した。
深くも柔らかい緑の色味は、日本の川辺などでも見ることができる葦をモチーフとしているという。ダイヤルは丁寧な塗装を何層も重ねたラッカー仕上げで、セラミック特有の滑らかさを持つ逆回転防止ベゼルのグリーンと上品なコントラストを形成。
デザインから仕上げまで、すべてを社内で行うグラスヒュッテ・オリジナルならではの高い完成度といえよう。
「SeaQ」SSケース、39.5mm径、自動巻き。115万5000円/グラスヒュッテ・オリジナル(グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 03-6254-7266)
ダイバーズを現代的に解釈し、海ではなく野や山にまで想いを馳せたグリーンのSeaQ。アウトドアスタイルとも相性抜群で、フィールドを選ばず装う楽しみを演出してくれることは、ブランドが制作したこちらの映像を見ても、明らかだろう。
Point2:
過剰なタフ感は不要。小さくて薄いダイバーズ
海だけでなく、野にも山にも。そしてなにより、街でも違和感なく映えることが今のダイバーズに求められる重要なスペックだろう。
「SeaQ」SSケース、39.5mm径、自動巻き。115万5000円/グラスヒュッテ・オリジナル(グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 03-6254-7266)
このミッションを華麗に達成するのが、SaeQの絶妙なサイズ感。洒脱なグリーンカラーとともに、いわゆるダイバーズにありがちな“タフギア”的トゥーマッチを払拭する。
ケース径は直径39.5mmと小ぶりで、夏の軽装を品良く格上げ。適度な存在感を持ちながらも、必要以上の主張が抑えられている。
ただし、ダイバーズらしい優れた視認性を担保すべくインデックスや針には蓄光塗料スーパールミノバを施すなど、細部に抜かりはない。
「SeaQ」SSケース、39.5mm径、自動巻き。115万5000円/グラスヒュッテ・オリジナル(グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 03-6254-7266)
また、ケース径と同様に存在感を左右するケースの厚みは、12.15mmとこちらもコンパクトな設計に。サマーニットや長袖シャツを着た際も袖口を邪魔することなく、装いを活かすシンプルデザインが一層のエレガンスを物語るのだ。
Point3:
ブルー×ゴールドカラー。瀟洒なダイバーズウォッチという提案
より個性的なダイバーズを求めるなら、同じくSeaQのニューラインナップのなかで、特に瀟洒なゴールドを使ったモデルに注目したい。
「SeaQ」SSケース、39.5mm径、自動巻き。156万2000円/グラスヒュッテ・オリジナル(グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 03-6254-7266)
ベゼル側面とリュウズに用いられるのは、正真正銘のイエローゴールドだ。
今作はインデックスと針の周囲もゴールドカラーで縁取られ、落ち着いたブルーに確かな品格を添える。爽やかかつラグジュアリーなバイカラーは、いい大人の男性にことさら寄り添うデザインとなるはずだ。
「SeaQ」SSケース、39.5mm径、自動巻き。156万2000円/グラスヒュッテ・オリジナル(グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 03-6254-7266)
ちなみに新しいSeaQはストラップは、写真の高い耐久性を誇り腕馴染みの良いラバーストラップのほか、カジュアルな素材感が特長のシンセティックストラップを用意、ここでも“自分好み”を叶えてくれる。
Point4:
仕掛け人=ツウなブランドであることの愉悦
時計といえばスイス。それは正解でもあり、間違いでもある。
スイス以外にも良い時計を生み出す国はいくつかあり、例えばドイツでも時計は古くから作られ、技術水準でも引けを取らないからだ。
1845年、日本で言えば江戸時代にルーツを持つグラスヒュッテ・オリジナルは、その代表格。
ブランド名は鉱山の街として知られたザクセン州・グラスヒュッテから取られた。発祥のきっかけとなったのは、同じく世界的ドイツ時計ブランドA・ランゲ&ゾーネの創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲが当地に開いた時計工房。
誇り高いクラフツマンシップを信念に掲げて今もマニュファクチュールにこだわるグラスヒュッテ・オリジナルのようなブランドは、実はスイスやドイツでも数えるほどしか存在しないのだ。
“スイスメイド”だけに囚われていては、有り体から抜け出せないばかりか、本質を見失うかもしれない。最高のドイツ品質を謳うグラスヒュッテ・オリジナルの時計は、改めてそれを教えてくれる。
Point5:
実は1969年生まれ。ヒストリーも持った異例の新鋭
ルックスだけで“中身”が伴わなければ語るに値しない。それは男であれ時計であれ同じなのかもしれない。
グラスヒュッテ・オリジナルのSeaQは、中身においても質実剛健だ。
というのも、2019年に登場したSeaQには、“オリジナル”が存在する。
1969年に発表されたグラスヒュッテ・オリジナル初のダイバーズ「Spezimatic RP TS 200」がその原型なのだ。インデックスや針の衣装など、“顔”のそこかしこに由緒正しいレトロテイストが漂うのはそのため。
そのうえで、ケース内に収められた自社製キャリバー「39-11」も、精度や信頼性、耐久性をハイアベレージで兼ね備え、40時間のパワーリザーブなど、グラスヒュッテ・オリジナルの技術力を雄弁に語るハイスペック。
ケース裏蓋には、海の神を象徴する三又の槍とブランドロゴの2つのGが合体。その背景となる凹凸の波とともに、20気圧防水(=200m防水)という“海”を出自に持つダイバーズであることを物語るのだ。
ダイヤルデザインで、歴史と信頼性で、さらにはケースバックに潜む遊び心で。ほかのダイバーズと一線を画すグラスヒュッテ・オリジナルのSeaQ。見逃し禁物のワケは、ご理解頂けただろう。
[問い合わせ]
グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座
03-6254-7266
www.glashuette-original.com/ja/
※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール
※モデル着用アイテム
Point2:Tシャツ1050円/ユナイテッドアスレ(キャブ https://united-athle.jp)、パンツ2万2000円/フーディニ(フルマークス cs@full-marks.com)、スニーカー2万3100円/イノヴェイト(デサント トウキョウ 03-6804-6332)
Point3:ニット3万3000円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238)、パンツ3万800円/セラードア(エディフィス 新宿 03-5366-5481)
Point4:ジャケット6万2480円、パンツ4万480円/ともにレインメーカー 075-708-2280、シャツ3万6300円/ヘリル(にしのや 03-6434-0983)、靴7万1500円/パラブーツ(パラブーツ 青山店 03-5766-6688)、メガネ5万600円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ 03-3409-7285)
からの記事と詳細 ( ツウ好みなダイバーズに、グラスヒュッテ・オリジナル「SeaQ」を推したい5つの理由 - Forbes JAPAN )
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