個人的にクリティカルなのは、ファイル管理が大変・日本語変換がイマイチ、の2つ。
6月8日午前2時(今日の深夜、明日の未明)から、AppleがWWDCというオンラインイベントを開催します。ざっくり言うと、macOSやiOSなどのビッグアップデートがアナウンスされる日です。毎年アプデでいろいろ変わるじゃないですか。あれが事前にわかる日なんです。
変化・進化が明らかになる直前ってことで、この記事ではiPadOSのここ変わらないかなと思ってるところを書いてみます。iPadってデバイスは完成しまくってるけど、OS(ソフト)はまだ発展の余地があるよねという意見にぼくも同意なんですよね。
ファイルの管理が大変
iPadOSには「ファイル」というアプリがありますが、このアプリではiPad上にあるすべてのファイルを見ることはできません。システムファイルが見えないのはもちろんのこと、各アプリで作成した、アプリ内に保存したデータなども確認できないケースがとても多い。何が言いたいかと言うと、macOSのFinder/Windowsのエクスプローラでできるようなファイル管理が、iPadではできない、ということです。
これが問題になるのはストレージが圧迫されたときです。以前、iPadのストレージがギリギリになったのであれこれ調べたら、Lightroom(Adobeの写真現像アプリ)とKindle(Amazonの電子書籍アプリ)のアプリサイズが合計で80GBを超えていました(ストレージは128GB)。Lightroomは編集したくて読み込んだ大量の写真のために、Kindleは買いあさった電子書籍データのために、アプリが膨れあがっていました。
ストレージを空けるには、いらない画像や電子書籍を消さなければなりませんが、それがすごく大変でした。外部から個別の写真や電子書籍を確認できないので、アプリを開いて消していくのですが…iPadOS用のアプリってひとつひとつファイルを選んでいくのが基本。名前で検索してここからここまでがーっと消す、みたいな操作ができなかったりします。数万枚の写真、千冊を超える電子書籍から細かく消すものを選定するのは現実的ではなく、結局アプリ自体を一度削除して入れ直すことに。
クラウドにバックアップしていたからアプリを消すという手がとれましたが、そうでなかったら1個1個書き出すなりして退避させないといけません。ユーザーが作成したデータや購入したデータは、わかりやすく入れたり消したり、管理させて欲しいなと。
日本語変換をもっとがんばって
自分はiPadで人に見せる文章を書かないことにしています。iPadOSの日本語変換機能がイマイチすぎて、きちっとした文章を書こうとするとしんどいからです。
文節区切りも区切った文節の変換もおかしいことが多く、二度手間になる(文節を区切り直して変換もし直す)こと多々。変換に時間がかかって全然書き進められない…! 思いついたアイデアのメモや日記といった「整った日本語である必要がない文章」を書くのは別にいいのですが、そのために高価な純正キーボードを買う気にはちょっとなりません(ちなみに、音声入力とフローティングキーボードがすごく優秀なので、「ラフに書く」でiPadはめちゃめちゃ活躍してます)。
高いと言ったMagic KeyboardやSmart Keyboard Folioはキーボードとしてはよくできているので、日本語変換さえよくなれば原稿もばしばし書けるはず。そうしたら買うんだけどなぁ。
細かいことを言い出すとキリがないので、ざっくりこのへんで。
近年Appleは「MacBookとはちがうパーソナルコンピュータ」としてiPadをブランディングしていますが、現状のiPadOSだと少し盛りすぎかなーと思います。イメージ通りのiPadになるなら、もう少しPCに寄ったほうがいいのでは…と思ってしまいます。
今回は不満を書きましたけど、個人的にはiPadはもう手放せない存在になっています。やっぱりラクなんですよね。布団の上で動画見ながら調べ物しつつ思いついたことをメモったり、みたいなのはiPadが最強です。iPadの良さってそんな風にスマホとPCの間にいい感じにハマるところ。今年もその「いい感じ」が壊れないように、うまいこと進化してくれたら最高だなーと。
からの記事と詳細 ( ここが使いにくいよ、iPadOS #WWDC21 - ギズモード・ジャパン )
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