水虫などの皮膚病用の飲み薬に睡眠導入剤の成分が混入した問題で、21日、厚生労働省と福井県などから立ち入り調査を受けた製造元の小林化工(福井県あわら市)は、薬を処方された患者364人全員を対象に、社員数十人態勢で戸別訪問を始めた。「十分な説明を」。患者たちが不信感を募らす。
同社は17日、服用の有無にかかわらず364人に一律30万円の慰謝料を払うと発表。全員を対象に戸別訪問して謝罪し、補償の相談にのることにした。管理職を中心に数十人が各地を回るが、必要に応じて順次増員するという。
11月初めから今月2日の間に少なくとも26人に処方した岐阜県高山市のアレルギー科医院「ナチュラルクリニック21」に20日、同社の小林広幸社長ら2人が謝罪に訪れた。久保賢介院長(63)によれば、小林社長は「重大な過失を重ねたことにおわび申し上げます」と謝罪。1時間半にわたり混入の経緯や補償内容の説明を受けた。
久保院長によると、処方した患者のうち少なくとも9人が意識消失などの健康被害を訴え、うち4人が交通事故に至った。院長は社長に対し「二度とこのようなことがないよう、安全管理を徹底してください」と求めたという。
服用後、丸一日記憶がないとい…
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