
かつて、車は贅沢品として扱われ、購入時には5ナンバー乗用車で18.5%、3ナンバー乗用車で23%の物品税が課せられていました。また、自動車税も今とは大きく違い、例えば、1リッター以下の5ナンバーの年額は2万9500円であったのに対し、仮に排気量が同じでも、3ナンバーサイズになるだけで年額8万1500円と倍以上。そのため、ファミリーカーは、購入費用と維持費の安い5ナンバー車が主流でした。 ■プッシュ式のラジオが懐かしい! 80年代ファミリーカーの画像はコチラ そこで今回は、庶民の味方だった80年代の5ナンバーファミリーカー3車種をご紹介します。
FFを初めて採用したファミリーセダン トヨタ 5代目カローラ
1983年に5代目となったトヨタ カローラは、歴代で初めてFF(前輪駆動)を採用したモデルです。FFにすることで、室内空間を広くすることができ、ファミリーカーとしての利便性と十分な室内空間を実現させています。 FFモデルは、4ドアセダンと5ドアリフトバックを展開し、クーペモデルはFRを継承。型式の「AE80」系からわかるように、現在でも名車として走り好きから高い人気を誇るAE86(カローラレビン)が5代目カローラのクーペモデルです。 ■欧州テイストを盛り込んだデザイン 5代目カローラは、直線的で折り目をつけたようなスタイルや前傾するボンネット、ボディと一体化した前後の樹脂製バンパー、ドアミラーの採用により、当時の欧州車のようなデザインが特徴的。また、当時の新車価格は4ドアセダンが80万円台で販売されており、まさしく「庶民のためのセダン」と言えます。 初めてFFを採用したことやラインナップにFFとFRが混在するなど、5代目は国民車代表だった歴代カローラの中でもっとも印象深いモデルの一つです。 ■トヨタ 5代目カローラの中古車相場 ・中古車掲載台数:0台 ・中古車相場:価格情報収集中 ※中古車掲載台数および相場は、2020年12月5日時点のデータ
コンパクトでも居住性十分なスポーティーコンパクトセダン 日産 8代目ブルーバード
1987年に8代目となった日産 ブルーバードは、角の取れたスタイルに薄型のライトを装着するスタイリッシュでスポーティーなコンパクトセダン。5ナンバーサイズでありながら、家族4人が十分に乗車できる居住性を確保しています。 バリエーションは、4ドアセダンと4ドアハードトップの2種類を展開。また、モデル最終年の1991年には、オーストラリアで製造される5ドアハッチバックの「オーズィー」をわずか3ヶ月の期間限定で発売しました。 ■ファミリーカーだけど走りもピカイチ 8代目ブルーバードには、四輪駆動システムの「アテーサ」、四輪操舵システムの「HICAS」、スーパー・トー・コントロール・サスペンションの「STC-Sus」といった走行性能を高めるシステムを積極的に採用。2代目から登場したスポーティグレードのSSS(スーパースポーツセダン)は、その名の通り走りも楽しめるスポーツセダンとして人気を博しました。 さらに、ラリーへの参戦を見据えた競技モデルベースである「SSS-R」をラインナップ。エンジンのピストンやターボチャージャーなどに手を加え、最高出力185ps(ベースが175ps)に向上させた高性能モデルでした。 ■日産 8代目ブルーバードの中古車相場 ・中古車掲載台数:1台 ・中古車相場:58.8万円 ※中古車掲載台数および相場は、2020年12月5日時点のデータ
からの記事と詳細 ( 昔の家の車は5ナンバーセダンだったよね! 80年代定番のファミリーカー3選(MOTA) - Yahoo!ニュース )
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