Googleは最新の「Pixel」スマートフォンで、非現実的な美の基準による悪影響を抑える方策を導入する。まず「Pixel 5」「Pixel 4a」「Pixel 4a(5G)」の3機種で、カメラアプリの顔写真加工をデフォルトで無効にする。
提供:Screenshot by Stephen Shankland/CNET
顔写真加工は引き続き利用できるが、フィルターが自動的に適用されることはない。ユーザーが気づかないまま利用して、加工された画像と自分自身を比べるのを防ぐためだ。
Googleは複数の調査を実施し、児童らと精神衛生の専門家から話を聞いたという。その結果、「カメラや写真アプリがフィルターを適用したことをユーザーが認識していないと、写真が健全な精神状態に悪影響を及ぼす恐れがあることが分かった。こうしたデフォルトのフィルターにより、気づかないうちに美の基準が定められ、そうした基準と自身を比べてしまう人が出てくる可能性がある」としている。
このアップデートでは、「顔写真加工の選択肢として、価値とは無関係の説明的なアイコンとラベル」を表示し、「美化」フィルターと解釈されないようにする。これにより、「ユーザーは加工によって自分の見た目がどうなるかを判断できる」とGoogleは説明する。顔写真加工を選択すると、各設定がどの程度適用されるのかや、画像がどのように修正されるのかについて、より詳しい情報が表示されるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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