「やったー」「うれしい」。
17日午後2時すぎ、四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを命じる仮処分決定が伝えられると、広島高裁(広島市)の前に集まった原告団や支援者らから歓声が上がった。ガッツポーズや握手をして喜び合い、勝利を祝う歌声を響かせた。
「決定理由は地震と火山の両方。全面勝訴と言っていい」。高裁から出て来た弁護団共同代表の中村覚弁護士(62)が宣言すると、大きな拍手が湧き起こった。
中村弁護士は「阪神大震災から25年目の日に、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくないということを裁判所が強く警告してくれた」と強調。平岡秀夫弁護士(66)も「本当に貴重な決定」と意義を訴えた。
市内で開かれた記者会見では、本訴の原告団副団長の窪田伸子さん(58)が「地震大国に住んでいる私たちは、常に原発の危険にさらされている。経済発展だけではない、真に豊かな社会をつくることこそが求められている」と語気を強めた。
一方、四国電の佐川憲司原子力部副部長(51)は記者団に、「原発はコスト的に化石燃料より競争力があり、重要な電源。安全性を一般の方々に伝えていきたい」と厳しい表情で語った。
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2020-01-17 09:29:53Z
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