年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3日、株式レンディング(貸株)を停止すると発表した。
GPIFは現在、株式の証券貸付運用を行っている。株式レンディングは所有権が借り手に移転し、GPIFの保有に実質的な空白状態が生じるため、スチュワードシップ責任との整合性を欠く懸念があると判断した。
今後、透明性の確保が図られ、課題が改善されると考えられる場合にはレンディングのスキームを改めて検討するという。債券についてはレンディングを停止しない。
東海東京調査センターの鈴木誠一マーケットアナリストは「GPIFがパッシブで持ってる東証1部の小型株の空売りは仕掛けにくくなる。レンディング市場の調達に不透明感が出れば、レンディングのコストも上がるだろう」と指摘。ヘッジファンドの動きに制約が出てくる可能性があるとみていた。
(情報を追加し、最終段落に市場コメントを加えました)
2019-12-03 06:13:00Z
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