マツダのスポーツカー「ロードスター」を使う伝統の耐久レースが7日、筑波サーキット(茨城県下妻市)で開かれ、レーシングドライバーとしての顔も持つトヨタ自動車の豊田章男社長が参戦した。マツダが特別協賛する同レースで豊田社長が走るのは初めてだ。提携関係にあるマツダとの連携の強化やモータースポーツのファンの裾野を広げる狙いがある。
「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」に参戦した。自動車メディアなどの関係者が選手となりレース用に改造したロードスターを走らせるもので、今年で30回目の開催となった。豊田社長は息子でトヨタの自動運転技術の開発子会社に在籍する大輔氏らと、トヨタの情報発信サイトの名を入れたチームを組んで参加し、出場24チーム中、2位の好成績だった。
レース開始前に記者団の取材に応じたマツダの丸本明社長は「(豊田社長に)ぜひ出ていただきたいとお願いしていた」と経緯を明かした。豊田社長は「前から興味はあったがこれまでは遠慮していた。丸本社長からお願いがあったのでもう断る選択肢はなくなった」と話した。豊田社長はロードスターについて「学ぶ点が多くある」と指摘した。
トヨタはモータースポーツ活動として、「トヨタガズーレーシング」を展開している。17年から世界ラリー選手権(WRC)に復帰するなどモータースポーツ振興のため幅広い活動を続けている。
2019-09-07 11:25:00Z
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49551930X00C19A9EA5000/
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