Appleは9月7日に三菱ビルにオープンする「Apple 丸の内」のメディア向け内覧会を開催した。
日本で9番目、東京エリアにおいては5番目のApple Storeで、過去18カ月間にオープンした「Apple 新宿」「Apple 京都」に続く3番目のApple Storeとなる。
米Appleアジア&太平洋地域担当シニアマーケットディレクターのダニー・トゥーザ氏が、Apple 福岡天神をさらに広い場所に移転し「Apple 福岡」として、9月後半にオープンすると発表した。2019年末までにもう1店舗オープンする予定であることも明らかにしている。
コーナー部分で3次元の丸みを得るために、菊川工業が特別に加工したアルミニウムから作られた、高さ2階分のヴィトリン·スタイルのショーウィンドウを備えている。
このデザインは、三菱ビルの外観ウィンドウからインスピレーションを得たデザインだそうだ。その内側は、ウインドウ開口部に沿うように国内産の竹が設置されており、外の雰囲気を内側に引き込んでいる。
店内に竹を植える装飾は、マカオにある「Apple 金沙廣場」で導入された事例がある。
高さ約3メートル、幅約7メートルの壁面埋込型6Kビデオウォールと、自由に持ち運びできるイスが置かれた「フォーラム」と呼ばれるイベントスペースが設置されている。
このフォーラムエリアは約7.3メートルの吹き抜け構造となっている。
Apple 丸の内は国内最大のApple Storeであり、床面積がかなり広くなっている。
1階はApple製品を実際に触れる展示フロアとなっていて、一部、Today at Appleなどが行えるテーブル構成になっていた。
Apple Michigan Avenueと同じ特徴で、石灰岩に砂を吹きつけた壁、環境に配慮したホワイトオーク材を使った天井が使用されている。
通常、この木材使用の天井はかなり高さがあるのだが、Apple 丸の内では低い位置になるため、材質感による和らぎを感じられると思う。
2階に上がる階段は、Apple 京都のような、Clark Pacific製軽量鋳造コンクリートが踏上と蹴上部分のみに使用されていて、側面の桁部分は異なる材質を使用、鏡面に白い吹き付け塗装とステンレス製の手すりが備えられている。
2階はGenius Barをメインとしたテーブル構成になっていて、Today at Appleも行えるテーブルが用意されている。
左側だけで8人掛けテーブルが6台並んでいるため、かなりの人数へのサービス提供が行えるようになっている。
2階の中央部分には、Apple 渋谷同様にAppleロゴが手で触れる位置にある。ただ、渋谷よりも少し床から離れた位置にあり、手垢がつくと掃除が大変になるため、触らないでくださいと注意される。
椅子が配置されているテーブルには、Apple Union Squareから導入された電源コンセントと有線LANケーブルコネクタが静電センサーで開閉する機構が導入されていた。
Today at Appleが行われるテーブルの場合、さらにHDMI端子が2個装備されている。
店舗の1階には、法人向け商談スペース「BOARDROOM」がある。
大きさは、Apple 京都と同じで、デザイナーの深澤直人氏をアートディレクターに迎えたマルニ木工の製品「HIROSHIMA」をベースにしたアームチェア、ダイニングテーブル、サイドボード、ツーシーターソファのレザー版など特注品や、Carl Hansen & Sonのラウンジチェア「CH25」、Oluceのランプ「Atollo glass」が置かれていた。
#アップルノートの松村太郎さんに協力してもらい、Apple Cardでの支払いができるか試してもらったところ、ちゃんと支払ができた。
日本のApple Storeでも、キャッシュバックサービスとして、3%デイリーキャッシュが受けられるということになる。
Apple 丸の内オープンの記念品は、特製エコバッグ、特製ステッカー、特製ピンバッジの3アイテムが入ったボックス。
エコバッグが配布されるのは、新型旗艦店としてオープンしたApple Piazza Liberty、Apple Carnegie Libraryなどでも事例があるため、このエコバッグは旗艦店ならではなのかもしれない。
関連記事
関連リンク
2019-09-05 07:02:00Z
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1909/05/news114.html
0 Comments:
Post a Comment