Saturday, September 18, 2021

【クローズアップ科学】認知症治療薬の未来 過剰な期待は禁物 - 産経ニュース

クローズアップ科学

認知症治療薬の未来 過剰な期待は禁物

認知症を引き起こす進行性の脳疾患、アルツハイマー病の原因とみられる物質を除去する治療薬の開発が進んでいる。これまでは臨床試験で有効性が確認された薬はなかったが、米食品医薬品局(FDA)が6月、日米の製薬企業が共同開発した新薬「アデュカヌマブ」を世界で初めて承認したことで期待が高まった。アデュカヌマブは日本でも昨年12月に厚生労働省へ承認申請が行われ、審査が進められているが、「過剰な期待をすべきではない」と指摘する専門家もいる。

実用化へ「迅速承認」

現在使われている認知症薬はいずれも症状を軽減するもので、原因とみられる物質に作用する薬はない。しかし日本の製薬大手エーザイと米バイオ医薬品大手バイオジェンが開発したアデュカヌマブは、脳内からこうした物質を取り除く。FDAは6月、重篤な疾患の新薬をいち早く実用化させる「迅速承認」という手続きを取った。

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