
「熱が下がらない」「急変のサインは?」自宅療養中の急変を不安視する声に医師は
今回編集部では、AskDoctorsに寄せられた質問のうち、「自宅療養 コロナ」というキーワードを含むものについて内容を集計、分析しました。その結果、自宅療養者本人からの質問で多かったのは「長期間熱が下がらない」というもの。加えて「症状が悪化しないためにどうすべきか」「急変のサインは?」「悪化したらどこに連絡すべきか」など今後の体調が悪化することを不安視する声が多く寄せられています。 これに対し医師からは、感染症は自身の免疫力で症状が軽減していくものだとし、「免疫力を上げるために十分な水分・栄養補給、十分な睡眠・休息をとること」「部屋を暖かく加湿することも重要」という回答が多く見られました。具体的な水分・栄養補給として「経口補水液や、ジュース、ゼリー、アイス、ヨーグルト、スープ、味噌汁など、味のついたもので、塩分糖分の入ったもの」を挙げており、一度に飲食しづらい場合は「10分ごとに一口ずつ飲み続けるようにするとよい」などの情報提供が行われています。 また、医師からは急変のサインとして「呼吸数が増える」「唇が紫色になっている」「息切れ」などの回答が寄せられています。 東京都福祉保健局では、下記のような症状が一つでも見られた際には速やかに救急車を要請するように呼びかけています。 【表情・外見】 ・顔色が明らかに悪い ※ ・唇が紫色になっている ・いつもと違う、様子がおかしい ※ 【息苦しさ等】 ・息が荒くなった(呼吸数が多くなった) ・急に息苦しくなった ・生活をしていて少し動くと息苦しい ・胸の痛みがある ・横になれない。座らないと息ができない ・肩で息をしている ・突然(2時間以内を目安)ゼーゼーしはじめた 【意識障害等】 ・ぼんやりしている(反応が弱い) ※ ・もうろうとしている(返事がない)※ ・パルスオキシメーターの数値(SpO2)90以下 ※の項目は家族や同居者が確認 参考: 東京都福祉保健局「自宅療養中の注意事項・相談窓口など」 (https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/zitakuryouyou.html)
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